都市部で介護職として働き、ある程度のスキルを身につけた後にUターン転職を希望する人は少なくないようです。都市部は生活の利便性が高い反面、物価が高いというデメリットがあります。それに、保育所の入所が難しいなど、子育てをする上で、いくつもの不便さを感じている人もいるため、最近ではUターン転職をして、住み慣れた地元に戻るという人が増えているからです。

しかも介護職は、非常に高い需要があり、それは都市部も地方も変わりません。Uターン転職により、給与はいくらか下がるかもしれませんが、生活費が安くなることで収支のバランスが健全化したり、通勤が楽になり、自分の時間がもてるようになるというメリットが期待できるので、Uターン転職の後押しになっています。

ただし、介護職のUターン転職を成功させるためには、地元に仕事があるどうかを事前に確かめておく必要があります。介護職は全国的に人手不足の状態にあるので、就職先を問わないのであれば、仕事には困らないかもしれません。しかし、安定した収入と福利厚生を維持したり、人間関係の良い職場で働きたいなどの希望があれば、事前のリサーチは重要です。ですから、地元に特化した介護職向けの転職サイトやエージェントを賢く利用しましょう。

そして、応募書類や面接で自己PRをするときには、得意なことを明確に伝えることがポイントです。コミュニケーション能力の高さに自信のある人は、それもきちんとアピールしてください。介護職全般に言えることですが、コミュニケーション能力が高い人は、どこのエリアでも重宝されるからです。