介護業界へUターン転職を行う際のポイントは3つあります。まず、資格証を用意しておくことと、ターンをする理由を明確に話せるようにしておくこと、そして介護業界で働く意気込みです。

1つ目については、介護業界は資格の有無によって仕事の幅が決まり、給与もそれに左右されるからです。介護の仕事は無資格でもできますが、より良い条件で働くためには資格が欠かせません。求人を出している事業所も、即戦力を求めている場合が少なくないので、できれば介護職員初任者研修や実務者研修くらいは修了しておき、資格証を面接時にきちんと提示できるようにしておくことをおすすめします。

2つ目のUターン転職の理由を明確にすることについては、地域密着型の介護施設が地方には多いからです。せっかく採用しても「田舎暮らしに慣れない」などの理由で簡単に辞められては、採用する側は困ってしまいます。ですから、「結婚や出産などのライフステージの変化に伴ってUターンを決意した」などの理由を答えられるようにしておきましょう。

それから3つ目の介護の仕事に対する熱意のアピールは、どんな場所で転職活動を行う場合も重要です。自分がどんなワークスタイルを希望し、どんな介護を行いたいのかを事前に整理し、面接で伝えられるようにしておきましょう。Uターン転職者の中には、実家に近いなどの理由で安易に介護施設を選ぶ方もいますが、施設によっては採用後、自分が望まないケアを行わなくてはならない場合もあります。ですから、転職前に自分が行いたいケアを明確にして、面接でそれを話すことはミスマッチの防止に効果的です。したがって、介護Uターンを行う場合は、これらのポイントを意識してみてください。